【お風呂リフォームの費用相場と注意点】
お風呂のリフォームは、家全体の快適性を大きく左右する重要な工事です。
しかし、リフォームの費用や工期については、具体的なイメージが湧かない方も多いかもしれません。
この記事では、お風呂のリフォームにかかる費用相場や工事のパターン別の費用・工期、さらに費用に影響を与える要因について詳しく解説します。
また、オプション機能の追加費用や部分的なリフォームの費用についてもご紹介しますので、リフォームを検討されている方はぜひ参考にしてください。
お風呂のリフォームにかかる一般的な費用相場
まず、お風呂のリフォームにかかる一般的な費用相場は、60〜120万円程度とされています。
この価格帯は、浴室全体のリフォームを行う場合の目安であり、リフォーム内容や使用する材料の種類、施工する業者によって価格は大きく変動します。
特に、浴室の状態やリフォームの目的に応じて、必要な工事内容が異なるため、費用に幅が生じます。
工事パターン別の費用相場と工期
お風呂のリフォームには、いくつかの工事パターンが存在し、それぞれに対応する費用と工期が異なります。
以下に、代表的な工事パターンとその費用相場、工期の目安を示します。
工事パターン | 費用相場 | 工期 |
---|---|---|
ユニットバス→新しいユニットバス | 60~120万円 | 3~4日 |
在来浴室→ユニットバス | 70~130万円 | 4~7日 |
在来浴室のままリフォーム | 45万円~ | 3週間程度 |
ユニットバスから新しいユニットバスへの交換は、比較的シンプルな工事であり、費用は60〜120万円程度、工期は3〜4日です。
一方、在来浴室(タイル張りの浴室)をユニットバスにリフォームする場合は、既存の浴室を解体してからユニットバスを設置するため、費用は70〜130万円とやや高額になり、工期も4〜7日程度かかります。
また、在来浴室のままリフォームを行う場合、タイルの張り替えや浴槽の交換などの部分的な工事が含まれるため、費用は45万円からと幅が広く、工期は約3週間と長めになります。
費用に影響する要因
お風呂のリフォーム費用には、さまざまな要因が影響を与えます。以下に、その代表的な要因を挙げます。
- 現在の浴室の状態:ユニットバスなのか在来浴室なのかによって、工事内容が異なり、費用に大きく影響します。
- 新設する浴室のグレード:使用する設備や素材の質が高いほど、リフォーム費用は増加します。
- 浴室の大きさ:浴室が大きいほど、材料費や工事費が増えるため、費用が高くなります。
- オプション機能の追加:浴室暖房乾燥機やジェットバスなどのオプション機能を追加する場合、費用が加算されます。
オプション機能の追加費用例
リフォームの際に、浴室の快適性を高めるためにオプション機能を追加する方も多いです。
以下に、一般的なオプション機能とその追加費用の目安を示します。
内容 | 追加料金 |
---|---|
手すり/握りバー | 4千~3万円/本 |
テレビ | 3~14万円 |
浴室暖房乾燥機 | 3~40万円 |
ジェットバス | 15~30万円 |
追い焚き機能 | 1万5千~4万円 |
これらのオプション機能は、快適性を大幅に向上させるものですが、その分費用がかかります。
特に、浴室暖房乾燥機やジェットバスなどは、高額なオプションとなるため、予算を考慮しつつ、慎重に検討することが重要です。
部分的なリフォームの費用
全体的なリフォームではなく、浴室の一部をリフォームする場合の費用も気になるポイントです。
以下に、部分的なリフォームの費用相場をまとめました。
リフォーム内容 | 費用相場 |
---|---|
浴槽交換 | 12~39万円前後 |
浴室ドア交換 | 10万円前後 |
水栓の交換 | 2~3万円前後 |
床タイルの張替え | 6万円前後 |
壁タイルの張替え | 10万円前後 |
部分的なリフォームは、予算に限りがある場合や、特定の箇所のみ改善したい場合に適しています。
例えば、浴槽や浴室ドアの交換だけであれば、全体のリフォームに比べて費用を抑えることができます。
まとめ
お風呂のリフォーム費用は、工事の内容や規模、選択するオプション機能によって大きく変わります。
リフォームを検討する際は、複数の業者から見積もりを取り、自身のニーズと予算に合った最適なプランを選ぶことが重要です。
また、オプション機能の追加は、今後の使用感やライフスタイルに合わせて慎重に検討することで、より満足度の高いリフォームが実現できます。
リフォームは一度行うと長く使用するものですので、納得のいく形で進めていきましょう。