ローマ教皇フランシスコの葬儀に岩屋毅外務大臣を派遣する日本政府の判断に、国内外から疑問の声が上がっています。
岩屋外務大臣が日本代表としてローマ教皇の葬儀に参列へ

2025年4月26日、バチカンのサンピエトロ大聖堂前で執り行われるローマ教皇フランシスコの葬儀に、日本政府を代表して岩屋毅外務大臣が出席する方向で最終調整が進められています。
外務省関係者によると、岩屋外相はその翌日からニューヨークで開催されるNPT(核拡散防止条約)準備委員会への出席も予定しており、欧米外交の一環としてのスケジュール調整が行われているとのことです。
首脳級が参列する中、日本の対応は「格下」?

しかし、今回のローマ教皇の葬儀には、アメリカのトランプ大統領やウクライナのゼレンスキー大統領、さらにはイスラエルのネタニヤフ首相など、各国のトップリーダーたちが参列を予定しています。
これに対し、日本は総理大臣ではなく外務大臣を派遣。
この対応に対し
「外交的な本気度が見えない」
「日本の国際的な存在感が薄れる」
といった批判的な意見が相次いでいます。
過去の教皇葬儀と比較される日本の対応

2005年に行われたヨハネ・パウロ2世の葬儀では、当時の日本政府は川口順子首相補佐官(前外相)を派遣しましたが、その際も「格が低い」との指摘がありました。
また、1980年のユーゴスラビア・チトー大統領の国葬には、日本から大平正芳首相が出席しており、国際的な要人との直接的な外交機会を活用しています。
このような過去の事例と比較しても、今回の岩屋外務大臣の派遣は外交チャンスを自ら逃していると見る向きが強いのです。
SNSでも炎上気味?岩屋外相への批判が殺到

SNSやコメント欄でも、岩屋外相に対する批判が続出しています。
- 「岩屋外相は親中派で日本を代表するには不適切」
- 「外交の場に英語が不自由な人物を送るべきではない」
- 「日本の国益を本当に考えているのか疑問」
- 「ローマ教皇は国家元首。日本の首相か皇族が行くべきだった」
といった、外相の人選への不満や、日本政府の外交姿勢への疑問の声が目立っています。
今こそ日本の外交力が問われている

ローマ教皇は、世界で13億人の信者を抱えるカトリック教会の最高指導者であると同時に、バチカン市国の国家元首です。
このような人物の葬儀に参列するのは、単なる弔問ではなく、国際社会における日本のプレゼンスを示す貴重な場でもあります。トランプ大統領や欧州各国の首脳と非公式ながら意見交換の機会もあり得た場面です。
それにもかかわらず、石破首相の不在と外相派遣という対応では、他国に比べて見劣りしてしまうのは否めません。
まとめ

- 岩屋外務大臣がローマ教皇フランシスコの葬儀に参列予定
- 各国首脳が出席する中、日本は「格下」の対応との批判
- 過去の国葬参加実績や外交の重要性からも、首相の出席が望ましかった
- SNS上では岩屋外相の人選や外交姿勢に対する厳しい声が多数
今回の対応をきっかけに、今後の日本外交のあり方が問われることになりそうです。
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参考記事
【独自】ローマ教皇の葬儀に岩屋毅外務大臣を派遣の方向で最終調整 日本政府(Yahooニュース/TBS NEWS DIG Powered by JNN)