アメリカのテック界を牽引するイーロン・マスク氏が、政府効率化局（DOGE）での激動の任期を振り返り、「一切後悔していない」と語ったことが、SNSやメディアで注目を集めています。
ララ・トランプ氏との対談番組で、マスク氏はトランプ前大統領への支持の理由、政治的批判、そして自らの「遺産」について率直に語りました。
■「アメリカがさらに高みに到達するには、トランプの勝利が不可欠だった」
テスラ共同創業者であるイーロン・マスク氏は、「My View with Lara Trump」の番組内で、トランプ政権下での活動について「後悔はまったくない」と断言。
「アメリカが偉大であり続け、さらに高みに到達するには、トランプ大統領の勝利が不可欠だった」と語り、その発言が波紋を呼んでいます。
■ DOGE在任中に実施した「歴史的な削減」とは？
DOGE（政府効率化局）のリーダーとして、マスク氏は短期間で1,600億ドル以上の無駄・詐欺・不正支出を削減。DEI関連契約の大規模カットや、連邦職員数の削減など、過去に例のない大胆な取り組みを実施しました。
「少なくとも私は撃たれなかった」と冗談交じりに語る一方で、テスラへの襲撃や放火事件に言及し、激しい反発があったことも明かしています。
■ バイデン政権を痛烈批判「一党独裁国家の危険もあった」
マスク氏は番組中、バイデン政権を「史上最も極左で狂った政権」と断じ、民主党による「一党独裁の社会主義国家化の可能性」に強い危機感を示しました。
「信じられないかもしれないが、調べれば調べるほどそれが真実だと分かる」と述べ、現政権への不信を露わにしました。
■ 自身の遺産について「文明の発展に貢献したい」
DOGEでの活動を終えつつあるマスク氏は、最後に自身の「理想の遺産」についても語りました。
「私は文明の発展に貢献したい。知識と能力の蓄積、宇宙の理解に役立てたい」と述べ、テックリーダーとしての信念と未来志向を強調しています。
マスク氏の発言が示す、今後のアメリカと世界の行方は？
イーロン・マスク氏の今回の発言は、単なる政治的主張にとどまらず、政府とテクノロジー、未来社会の在り方を考える上で多くの示唆を与えています。トランプ政権との連携によって行われた大規模な政府改革が、今後どのような影響を及ぼすのか注視が必要です。
参考記事
イーロン・マスク氏、DOGEでの活動やトランプ氏への支持を後悔せず：アメリカが「さらなる高みへ」到達するために「不可欠」（FOXNEWS）
