不動産の取得・保有にかかる税金の種類と概要
不動産を取得・保有する際には、さまざまな税金がかかります。その種類と概要を、以下にまとめました。
(1) 取得にかかる税金
不動産を取得する際には、以下の税金がかかります。
- 登録免許税：不動産の所有権や抵当権などの登記を行う際に課税される税金です。
- 不動産取得税：不動産の所有権を取得する際に課税される税金です。
登録免許税
登録免許税は、不動産の所有権や抵当権などの登記を行う際に課税される税金です。課税対象となる登記には、以下のようなものがあります。
- 所有権移転登記
- 抵当権設定登記
- 所有権保存登記
- 所有権移転仮登記
- 所有権移転抹消登記
登録免許税の税率は、登記の種類によって異なります。
- 所有権移転登記：不動産の所有権を譲り受けた人が、登記簿に所有者として登録される際に課税されます。税率は、不動産の価格によって異なります。
- 抵当権設定登記：不動産を担保に融資を受ける際に、抵当権を設定するために課税されます。税率は、不動産の価格によって異なります。
- 所有権保存登記：不動産の所有権を取得した後、登記簿に所有者として登録されていない場合に課税されます。税率は、不動産の価格によって異なります。
- 所有権移転仮登記：不動産の所有権を取得する際に、所有権移転登記をする前に、仮に登記簿に所有者として登録される際に課税されます。税率は、不動産の価格によって異なります。
- 所有権移転抹消登記：不動産の所有権を取得した後、登記簿から所有者として登録されている情報を抹消する際に課税されます。税率は、不動産の価格によって異なります。
不動産取得税
不動産取得税は、不動産の所有権を取得する際に課税される税金です。課税対象となる不動産は、以下のとおりです。
- 宅地
- 建物
- 農地
- 山林
不動産取得税の税率は、不動産の取得価額によって異なります。
- 宅地：取得価額の3%
- 建物：取得価額の3%
- 農地：取得価額の1%
- 山林：取得価額の1%
(2) 保有にかかる税金
不動産を保有する際には、以下の税金がかかります。
- 固定資産税：不動産を所有する人が、その不動産にかかる税金です。
- 都市計画税：市街化区域に所在する土地を所有する人が、その土地にかかる税金です。
固定資産税
固定資産税は、不動産を所有する人が、その不動産にかかる税金です。課税対象となる不動産は、以下のとおりです。
- 宅地
- 建物
- 農地
- 山林
固定資産税の税率は、不動産の固定資産税評価額によって異なります。
- 宅地：固定資産税評価額の1.4%
- 建物：固定資産税評価額の0.3%
- 農地：固定資産税評価額の0.3%
- 山林：固定資産税評価額の0.3%
都市計画税
都市計画税は、市街化区域に所在する土地を所有する人が、その土地にかかる税金です。税率は、固定資産税評価額の3%です。
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まとめ
不動産の取得・保有には、さまざまな税金がかかります。その種類と概要を理解しておくことで、不動産に関する税金の負担を軽減することにつながります。
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