日銀、8年間続いたマイナス金利政策に幕を閉じる!
ついに来た!日銀がマイナス金利政策解除へ
2024年3月18日、日銀は金融政策決定会合を開き、8年間続いたマイナス金利政策の解除を決める見通しです。これは、2016年1月導入以来、初めてのこととなります。
背景には、好循環への期待
今回の政策解除の背景には、今春闘の平均賃上げ率が5%を超える高水準になったことによる、賃金と物価がそろって上がる好循環の実現が見通せる状況になったという見方が広がっていることが挙げられます。
日銀の目標:物価上昇率2%
日銀は物価上昇率を2%に安定させる目標を掲げており、1月の全国消費者物価指数の上昇率は前年同月比2.0%で、日銀は当面2%超で推移するとみている。
実質賃金と消費
実質賃金は今年1月まで22カ月連続で前年同月を下回り、消費も勢いを欠いていますが、日銀は今春闘での賃上げを受けて消費は回復すると分析しています。
今後の金利政策
19日には具体的な政策が議論されます。現在は短期金利をマイナス0.1%とし、日銀が国債を買い入れて長期金利を0%程度に誘導するのが柱となっています。長期金利の上限は「1%をめど」としている。
経済への影響
マイナス金利政策解除は、経済に大きな影響を与える可能性があります。具体的には、以下の点が挙げられます。
- 金利上昇による企業の資金調達コスト増加
- 住宅ローンや消費者ローンの金利上昇
- 円高
- 株式市場の下落
今後の見通し
日銀は、経済状況や物価動向を注視しながら、適切な金融政策運営を行っていくとしています。
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