1月の家計調査:消費支出33%減、節約志向とダイハツ不正の影響
総務省が発表した1月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は前年同月比33.3%減少し、3カ月連続で前年を下回りました。これは、物価高による節約志向に加え、ダイハツ工業などの認証不正による出荷停止の影響が大きいと考えられます。
内訳
- 自動車購入費:前年同月比28.6%減
- 光熱費:電気代38.9%減、ガス代16.6%減
- 食料:前年同月比2.7%減
要因
- 物価高による節約志向
- ダイハツ工業などの認証不正による出荷停止
- 暖冬による光熱費の節約
景気への影響
内閣府が発表した1月の景気動向指数(2010年=100)の速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月より5.8ポイント低く110.2となりました。景気判断は「改善」から「足踏み」に引き下げられました。これは、消費支出の減少が景気全体に悪影響を与えていることを示しています。
今後の見通し
物価高は今後も続く見込みであり、消費支出の低迷はしばらく続く可能性があります。一方、政府は景気対策を講じており、今後の効果に期待されます。