自民党内でまた一つ、注目を集める発言が飛び出しました。発言の主は、高市早苗前経済安全保障担当相。
インターネット番組「文化人放送局」に出演した際、岩屋毅外相の外交姿勢に対する強い不信感を表明し、過去に自らが提出を目指した「国旗損壊罪」法案が岩屋氏の反対によって阻止された“恨み”を語りました。
■ 岩屋外相の「ビザ緩和」に疑問続出

岩屋外相は昨年12月、中国人観光客向けに10年間有効の「数次査証(マルチビザ)」を導入する方針を発表しました。
これにより、1回最長90日間の滞在が10年間何度でも可能になります。
これに対して高市氏は、「10年の間にいろいろなことができる」「米国では中国共産党員へのビザ制限が強化されているのに、日本は逆行している」と強く疑問を呈しました。
SNS上でも「なぜ今このタイミングで緩和なのか?」「日本の安全保障は本当に大丈夫なのか」といった不安の声が広がっています。
■ 「国旗損壊罪」法案を阻止した岩屋氏

高市氏がさらに問題視したのは、かつて提出を目指した「国旗損壊罪」法案に対して、岩屋氏が党内審査で唯一反対したという事実。
高市氏は、「それが唯一の恨みかもしれない」と振り返り、「自民党が右傾化したと思われる」との岩屋氏の発言が提出の障害となったことを明かしました。
この「国旗損壊罪」は、日章旗を傷つける行為を処罰対象とする刑法改正案であり、保守層を中心に強い支持を受けている法案です。
一方で、「表現の自由との兼ね合い」「呼びかけだけで十分」といった反対意見も存在しており、議論は今も続いています。
■ 「媚中外交」との批判も

ネット上の反応を見ると、岩屋外相に対する不信感は外交姿勢や過去の言動にまで広がっています。
「岩屋はもはや中国のスポークスマンのようだ」
「ビザ緩和や運転免許優遇措置など、国民の理解が得られるはずがない」
「岩屋氏の外交は、国益を損なっている」
といった声が相次ぎ、一部では「外相辞任を求めるべきだ」といった過激な意見も上がっています。
■ 今後の自民党内の動きに注目

自民党内にはさまざまな思想を持つ議員が存在し、「保守政党」としての一貫性に疑問が呈される場面も少なくありません。
今回の高市氏の発言は、保守派とリベラル派の対立構造をあらためて浮き彫りにしました。
また、「中国に配慮しすぎている」という懸念が、外交・安全保障政策における国民の不満ともリンクしており、今後の選挙や政局に影響を与える可能性も否定できません。
SNSでの反応
このニュースに対し、SNSでは以下のようなコメントが多数寄せられています。
- 「岩屋外相の外交姿勢に不信感しかない。辞任すべき。」
- 「国旗損壊罪、国旗を大事にする呼びかけだけで十分では?」
- 「岩屋氏は中国の手先だ。」
- 「高市さんの言う通りだ。毅然とした態度が必要だ。」
【まとめ】

- 岩屋外相の「中国人ビザ緩和策」に対し、自民党内からも批判が集中。
- 高市氏が進めた「国旗損壊罪」法案は、岩屋氏の反対で提出見送りに。
- ネット上では「媚中」「国益損失」など岩屋氏の辞任を求める声が多数。
- 自民党内の保守vsリベラルの対立構造が再び注目を集める結果に。
今後、自民党がどのように党内のバランスをとりながら国民の信頼を回復していくのか、注目が集まります。
参考記事
自民・高市早苗氏、岩屋外相は「保守じゃない」 国旗損壊罪法案阻まれた「恨み」明かす (Yahooニュース/産経新聞)